こんにちは、ネッツビーです。お気に入りのスタイリングをするのにヘアアイロンやコテは不可欠という方も少なくないのでは?最近では、外出先でも手軽に使えるミニタイプの種類も増え、より身近に感じるようになってきました。
そこで、心配になってくるのは間違った使い方で髪の毛を傷めてませんか?ということ。
今回は、やってしまいがちなNGなヘアアイロンの使い方と正しい使い方について紹介します!
ヘアアイロンの間違った使い方と改善案
1. 髪が完全に乾いていない状態で使用する
NG: 髪が湿っている(濡れている)状態でヘアアイロンを使う。
髪内部の水分が急激に蒸発し、ダメージを引き起こします。アイロンを髪にあてたときに「ジュッ」と音がした経験はないでしょうか?あのとき、髪は水蒸気爆発しています。熱したフライパンに卵を割り入れたときにジュっと白身が焦げる状態と同じで、髪もぱりぱりゴワゴワに。目玉焼きなら美味しいかもですが、髪だと手触りが残念な結果となり、元の髪質に戻すのは困難になります。
改善策: ヘアアイロンを使う前には、髪を完全に乾かしましょう。タオルドライ後、ドライヤーでしっかりと乾かし、髪の水分を取り除くことが重要です。高吸水タオルを使うと、ドライヤー時間を短縮できるので、ドライヤーの熱ダメージを軽減できます。まだ試してことない人は試す価値ありです!
特にブリーチ毛は水分が髪に残りやすいので、しっかり乾かしましょう。
2. 温度設定が高すぎる・低すぎる
NG: 最高温度に設定して短時間でスタイリングを済ませようとする。熱ダメージを恐れて極端に低い温度で使用する
まず、高すぎる温度で使用すると、髪の主成分であるケラチン(タンパク質)は固まってしまい、ごわごわパサパサに。タンパク質は一度固まってしまったら元に戻りません。ただ、そうなることを恐れ、極端に低い温度で使用すると、髪に熱が伝わらないため、ストレートやカールがつくりづらくなります。その結果、同じ個所に何度もアイロンを通すことで摩擦や熱が加わりダメージを作り出してしまいます。
改善策: 自分の髪質に合った温度で使用しましょう。そのためには、温度調節機能付きのヘアアイロンを準備します。
クセがつきにくい硬め・太めの髪で健康毛なら高温(180℃)で、軟毛・細い髪・ダメージ毛なら中温(130℃)、ハイダメージなら低温(100℃)が目安です。また、ダメージの出やすい毛先は高温を避けるのがベターです。
低温(100℃以下) | 中温(130℃前後) | 高温(180℃以上) | |
ハイダメージ | ダメージ毛、軟毛、細毛 | 普通毛 | 健康毛、硬毛、太毛 |
ただし、元々の髪質やダメージ状況でも適温は異なるので、低めの温度で試してクセがつきにくいようなら温度を上げて、自分の髪にあう温度で使用するようにしましょう。
3. 熱を長時間あてすぎる
NG: 髪にくせがつきやすいよう一箇所に長時間アイロンをあてる。
同じ個所に長時間熱が加わると、髪表面のキューティクルは火傷状態になり、ボロボロ剥がれるようになります。キューティクルが剥がれたところから、髪内部の水分や栄養分が流出しやすいなり手触りも悪くなり、さらにダメージが進行しやすくなります。
改善策: アイロンを髪にあてる時間は3-5秒に留め、一度に多くの髪を挟まず、少量ずつ素早く動かすことがポイントです。
熱ダメージを恐れ低い温度で長くあてるよりも、やや高めの温度で短時間で済ませる方が効果的です。
4.同じ個所に何度もスライドさせる
NG: 髪にクセがつきやすいよう一箇所に何度もスライドさせる。
クセがつかないからと、同じ個所を何度もスライドすると、摩擦ダメージがうまれます。
改善策: 適切な温度で使用する。挟む毛束の量を減らす。
クセがつかない原因は温度が低すぎたり、髪の量が多いなどで、髪に熱が伝わってないのかも。温度を見直すことはもちろん、アイロンムラを防ぐ意味でも毛束の量を減らしてアイロンをした方が、ダメージを減らしツヤ感も出ます。
また、摩擦ダメージが少ないプレートを採用したヘアアイロンを選ぶこともおすすめです。
5. 熱ダメージケア剤を使用しない
NG: 熱ダメージ用のトリートメントを使わない。
ヘアアイロンによるダメージのリスクはなんといっても『熱ダメージ』。その対策をするかしないかでダメージのリスク・蓄積量は大きく変わります。
改善策:ヒートプロテクト成分が含まれるアウトバストリートメントを使用する。
熱ダメージ対策はもちろん、保湿効果やまとまり・ツヤ感を出してくれるものもあります。一部の商品には、熱を加えることでよりトリートメント効果が期待できるものもあります。
6. 毎日使用する
NG: 毎日アイロンを使う。
使う頻度が多いと、ヘアアイロンによるダメージが髪に蓄積されてしまいます。
改善策: ヘアアイロンの使用頻度を減らすことがベストですが、どうしてもという場合は、毎日使うケア剤や集中トリートメントなど毎日のケアで髪にダメージが蓄積されないようしましょう。また、毎日使うものだからこそ、ダメージの少ないヘアアイロンを選ぶことも大切です。
髪が傷まないヘアアイロンの使い方を身につけよう
ヘアアイロンの正しい使い方を身につけることで、髪へのダメージを最小限に抑え、健康で美しい髪を保つことができます。正しい知識とケアを心がけて、ヘアアイロンを効果的に使いましょう。