30代からの髪質変化に備えるシャンプー

こんにちは、ネッツビーです。

ここ数年で各メーカーから発売されている「エイジングケアシャンプー」。年齢変化による肌や髪の悩みに対する消費者の意識も高まっていることに加え、各メーカーでも髪のエイジングに関する研究や商品開発が進んでいて、今後も需要が高まるといわれています。

そこで、今回は髪の老化(エイジング)とエイジングケアシャンプーについて。

髪の悩みの多様化

様々な分野で話題になる「人口の高齢化」。あと数年で日本の平均年齢は50歳を超えるといわれています。年齢を重ねるにつれて、若いころとは異なる髪の悩みも出てくるようになります。老化による髪の悩みというと、白髪や薄毛、ボリューム不足を思い浮かべますが、その悩みが出る前に老化のサインで出ていることも。

実際には、髪の老化は30代ごろから目立つようになります。例えば、20代には感じなかった髪のうねりやパサつきや、生え際の白髪など。そういった気づきにくい髪の悩みにアプローチしてくれるのがエイジングケアシャンプーなんです。

髪の老化とは

  • 髪のボリュームの減少
  • 白髪が増える
  • 髪質の変化
  • 頭皮の乾燥や血行不良
  • 髪のパサつき

【ボリューム減少】加齢による女性ホルモンの減少や、頭皮環境の悪化などにより、髪がやせて細くなったりハリコシが失われることにより、ボリュームダウンしてしまいます。ストレスでも頭皮や毛根などに栄養が届かなくなってしまうことで、健康的な髪が育たなくなってしまうことも。

【白髪が増える】髪の色を決めるメラニン色素が減少してくるため、白髪が増えるようになります。

【髪質の変化】髪内部の水分や栄養分が減少してしまうことで、ハリやコシ、ツヤも失われやすくなります。髪内部の成分バランスが崩れてくると髪の強度や質に変化がおこり、髪の断面の形にも影響が出るようになります。直毛の髪の断面は丸の形のため、伸びたときにまっすぐですが、断面が楕円状になるとうねりが出やすくなります。年齢とともに、うねりやクセが強くなるのは、こういった内部構造の変化にくわえ、髪の成長サイクルの変化なども関連しています。

【頭皮環境の悪化】肌と同様、頭皮も老化します。頭皮の皮脂成分が減少することによる乾燥や、頭皮が硬くなってくることで血行不良などにより、健康的な髪が育たなくなってしまいます。

【髪のパサつき】髪内部の水分量や栄養が不足すると、髪表面のキューティクルもダメージを受けやすくなります。パサついた髪の毛は実年齢よりも老けて見えるので、若々しく見せたいのであれば、保湿力や栄養分をチャージできるアイテムを選ぶようにしましょう。

髪のエイジングケアのポイント

健康的な髪の成長には、頭皮環境づくりがかかせません。頭皮マッサージや頭皮ケア用のシャンプー(スカルプケア・スキャルプケア)を使うことで、手軽に頭皮ケアができます。一般的に頭皮ケア用シャンプーは、頭皮にやさしい洗浄力の成分で作られているため、頭皮の乾燥対策にも◎です。

減少しやすい髪内部の水分や栄養分は、保湿成分やケラチン成分など配合されたシャンプーなどでチャージするようにしましょう。髪の状態などは、年齢だけでなく季節でも変わるので、定期的なシャンプー選びを意識するようにしましょう。

白髪に関しては、遺伝の影響もありますが、生活習慣や食生活などを見直すことで改善するといわれています。また、頭皮マッサージなどで頭皮の血行をよくしてあげると、メラニンを生成する栄養が毛根まで届きやすくなるので頭皮ケアも同時に行いましょう。

髪のエイジングケアは、すでに生えている髪と、これから生えてくる髪のための頭皮環境づくりの2つのアプローチが重要です。自分の髪や頭皮にあわせたケアを継続的に行うことで、今もその先も健康的な髪を維持することができます。

エイジングシャンプーについて

以前に比べ、若い世代から年配の方まで、美しい髪に対する意識も高まってきているように感じます。「早めのエイジングケア」「頭皮環境の改善」を注目する人も増えており、美容業界としても、さまざまなエイジングケアシャンプーが開発されるようになってきました。

エイジングケアシャンプーは、洗う・潤うといったシンプルにアプローチするシャンプーと違い、年齢とともに変化する髪質や頭皮に総合的にアプローチするシャンプーです。ただし、ひとくちに“エイジングケア”といっても30代と60代では必要なケアが異なってくるので、悩みに合わせて選ぶようにしましょう。

主な悩みポイント
30代ハリコシの低下
うねりが出るようになる
今まで使っているシャンプーが髪質に合わなくなってきたら、
エイジングケアを意識するのも◎
40代パサつき
白髪の増加
頭皮の乾燥
頭皮にやさしい洗浄成分のシャンプーや
保湿力のあるものを選ぶ
50代髪が細くなる
ボリュームがなくなる
頭皮の乾燥
頭皮環境を整えるものや
ハリコシにアプローチしてくれるものもおすすめ
60代頭皮のかゆみ
髪が弱くなる
頭皮のニオイ
頭皮ケア&保湿成分に加え、
ハリコシや薄毛など悩みにあわせた成分も重視

エイジングケアシャンプーを使うにあたり、気をつけたいのは『継続して使う』ことです。

髪質の変化は、使い始めて数日で実感できることもありますが、頭皮環境がよくなったと感じるのは早くても1~3か月ほどかかります。健康的な頭皮の場合、毛髪が抜けた毛穴から新しい毛髪が映えるまで3か月といわれています。また、年齢がすすむとその期間もさらに期間を要するようになります。なので、すぐに効果を期待するのではなく、ゆっくり時間をかけて毎日のケアでしっかり頭皮環境を整えていきましょう。

早めのエイジングケア

上にあるとおり、頭皮環境を整えるには時間がかかります。つまり、髪や頭皮の悩みが深刻化してから使い始めるよりも、早めに使うことで、悩みが深刻化する前に状態を軽減する可能性が高くなるんです。

スキンケアの分野でも早めのエイジングケアが注目されていますが、肌よりもサイクル期間が長い頭皮においては、さらに早期予防が大事となります。悩みが現れはじめる30代後半にむけて、30代から髪のエイジングケアを視野に入れることで、将来的に健康的な髪を育むことができます。エイジングケアシャンプーは、頭皮ケア成分や保湿成分がしっかり配合されているので健康的な髪を維持するのにもぴったりです。ただし、ブリーチ毛などの場合だとダメージケア成分が不足することも考えられるので、あくまでも自分の髪質にあったものを選びようにしましょう。

エイジングケアシャンプーで予防と対策を

髪の老化と考えると、30代にとってはまだまだ先の話かと思うかもしれません。しかし、生活の変化や女性ホルモンの影響などでも髪に老化の現象が起きることも。今は、幅広い価格帯と種類で手軽にエイジングケアシャンプーが手に入るようになりました。もしかしたら、普段使っているシャンプーでもエイジングケアラインが発売されているかもしれません。少しでも髪の老化のサインが気になるようなら、手にとってみることをおすすめします。

『頭皮ケアは未来の自分への投資』という意識をもって、髪にも早めにエイジングケアを取り組んでみましょう。

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