PPTとCMCを知れば、髪がもっときれいに!

こんにちは、ネッツビーです。今回は少し専門的な用語をわかりやすく解説!

ヘアケア商品の説明で見かける「PPT」や「CMC」。特にサロン専売品の説明でよく見るワードで、なんとなく髪にいいことはわかるけど、これらが何を意味するのか、あまり知らない人も多いのでは?簡単にいってしまうと、どちらも髪の健康と美しさを保つ重要な成分なのですが、今回はこの2つの言葉について、もう少し踏み込んで具体的に説明します。

PPTとは?

PPTは「ポリペプチド」の略で、髪の主成分であるたんぱく質の小さな塊です。ご存じのように、髪の毛は主に「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質でできています。PPTはそのケラチンの成分の一部です。髪の内部に存在し、髪に強度を与えます。

カラーやパーマなどの化学処理で失われやすく、PPTが不足すると、髪がパサつく・ハリコシがなくなる・切れ毛が増えるなどします。

CMCとは?

CMCは「細胞間脂質」とも呼ばれる成分です。髪の細胞同士をつなぐ役割をもっていて、髪の内部にある水分や栄養素をしっかりと閉じ込めてくれたり、髪の表面(キューティクル)を整えてくれたりします。CMCがしっかり機能していると、髪は潤いを保ちやすく、ツヤやしなやかさが保たれます。また、CMCがしっかり機能することでカラーやパーマの持ちをよくするともいわれています。

しかし、CMCもカラーやパーマなどの化学処理で失われやすいので、施術後のトリートメントなどでちゃんとCMCを補充してあげればカラーやパーマをより長く楽しむことができます。

PPTとCMCを例えるなら…

2つをもっとわかりやすく言うと、PPTは髪の「骨」や「筋肉」CMCは髪の「接着剤」や「潤滑油」だったり「バリア」の役目も。PPTが内部構造をささえる役割を担い、CMCはその構造をしっかりとつなぎとめる役割をしています。この2つがバランスよく存在することで、健康で美しい髪を保ちやすくなります。

どういうときに使うといいの?

PPT成分を含んだ製品でヘアケアするタイミング
  • カラーやパーマ後のヘアケア
  • ヘアアイロンやドライヤーなど頻繁に使うとき
  • 髪のハリコシが弱ってきた
  • 切れ毛や枝毛が目立ってきた
  • 夏場など紫外線によるダメージが気になるとき
CMC成分を含んだ製品でヘアケアするタイミング
  • 髪がぱさつく
  • カラーやパーマの持ちをよくしたいとき
  • キューティクルのダメージが気になる
  • 髪にツヤがなくなってきたと感じるとき

PPTやCMCは、カラーやパーマなどの施術で流出しやすいだけでなく、以下のような日常生活のいわゆるヘアダメージにつながることでも流出してしまうので、所作を見直したり、ダメージケアを心がけると◎です。

  • 強い力や必要以上のブラッシング(摩擦)
  • ごしごし拭くタオルドライ(摩擦)
  • 過度なヘアアイロンやドライヤー(熱ダメージ)
  • 夏場などの紫外線(様々なダメージ)
  • エアコンや冬場などの乾燥した空気(乾燥)
  • 海水浴やプール(水中に含まれる成分によるダメージ)
  • 加齢やストレスなど(様々なダメージ)

まとめ

PPTとCMCについての理解は深まったでしょうか。

PPTやCMC成分を含むヘアケア製品は、髪のダメージケアや保湿に効果的です。しかし、髪の状態が健康な場合に使うと逆効果になる場合もあるので、適度な使用は避け、個々の髪の状態にあわせて使うようにしましょう。

PPTを使用した製品の成分表示には「PPT」ではなく「加水分解コラーゲン」「加水分解ケラチン」「加水分解シルク」と表記されることもあります。CMCを使用した成分表示には「セラミド」「スフィンゴ脂質」という名称で表されることもあるので、購入の際は商品説明や成分表示を参考にしてみてくださいね。

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