沈丁花 – 三大香木の香りを愉しむヘアケア①

こんにちは、ネッツビーです。

みなさん、『三大香木-さんだいこうぼく-』って聞いたことありますでしょうか?

フレグランスやガーデニングに興味がある方ならご存じかもしれませんね。三大香木とは、香りの強い花をつける樹木のなかでも、それぞれの季節の訪れを感じさせる花の香りがよいものをいいます。今回の記事では、三大香木の中でも、春の訪れを告げる香り『沈丁花』について紹介していきます。また、沈丁花の香りのヘアオイルも紹介しますので参考にしてみてください。

三大香木とは

香りの強い花をつける樹木の中でも、季節の訪れを感じさせてくれる花々。春は沈丁花(じんちょうげ・ちんじょうげ・ダフネ)、夏は梔子(くちなし・ガーデニア)、秋は金木犀(きんもくせい・オスマンサス)といった三大香木。ちなみに、冬の蝋梅が加わると、四大香木ともいわれます。ここ数年でいうと、金木犀の香りのコスメやヘアケアアイテムが注目されているように、意外に身近なところでも三大香木の香りが取り入れられはじめています。

春の香り-沈丁花-

白から淡いピンクの花を咲かせる沈丁花は、室町時代の中期以前に中国から伝わったとされ、日本の春の代表的な庭木として多くの人から愛されています。開花時期は2月-3月で、花持ちがいいため20日ほど開花時期を楽しめます。枯れてもなお良い香りがするため、「沈丁花は枯れても香し(かんばし)」ということわざもあるようです。

沈丁花の香りは品種にも多少の違いはありますが、品のある甘い香りで、香木の沈香に似ています。

沈香(じんこう)とは、お香の原料の中でも特に貴重な香木で、高品質の沈香となるには、100-150年かかるといわれています。原木から沈香が生成される仕組みには謎も多く、人工的に生み出すことが難しい香りといわれています。産地や原木の種類によって若干の香りの違いはありますが、どの沈香も様々な香りが絡み合った独特のもので、一言で〈〇〇の香り〉と言い表せない魅力的な香りです。

沈丁花の香りも沈香とおなじく、一言で表しにくく、甘く深い香りの中に、爽やかさやスパイシーさも感じられ、どこか懐かしさを感じます。別れや出会いの季節である春を象徴する沈丁花の香りが、儚さも感じる花の色味とあいまって、より春の思い出を彩ってくれそうですよね。

沈丁花は、三大香木の中でも1番香りの届く範囲が広く、別名として「瑞香」「千里香」とよばれるほど。気温の低い朝夕に香りを感じやすく、乾燥しているときより湿気の多いときにさらに強く香るようです。ちなみに、沈丁花の香りの精油はありません。というのも、沈丁花の花や根には強い毒性があり、精油として抽出するのは難しく、安定した供給ができないようです。金木犀やくちなしに比べると、沈丁花の香りの商品が少ないのにはそういった背景があるのかもしれませんね。

沈丁花の香りを楽しむ

沈丁花の独特の香りは、海外ブランドの香水に使われることは少ないですが、日本国内メーカーではいくつかの沈丁花の香水が発売されています。香水のほかには、ルームスプレーやヘアオイルなども。

春を告げる香りとして古くから親しまれている『沈丁花』。一言では表しきれない香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

沈丁花の香りのヘアオイル

伸びのよいオイルでスーっと毛先までなじみやすい洗い流さないヘアトリートメントオイル。くせ毛特有のゴワゴワボリュームの出がちな髪を、ツヤ感と抜群の保湿力で髪の毛をさらさらに仕上げます。つけたときにふわっと香る、沈丁花の芳醇な香りが特徴的のヘアオイルです。

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